手にとってみて「いしかわのおかず」

本を一冊紹介します。
「いしかわのおかず」
この本は、シリーズになっていて、一冊の中にその都道府県ごとの特色、食材、レシピなどがぎっしりと詰め込まれています。
たくさんの写真や素敵な水彩の挿絵もあり、眺めているだけでも楽しい本です。
クルーズのレシピも掲載されています。
この本、一年に約一冊のペースで、すでに今までで12の都道府県の「○○のおかず」が刊行されているのですが
なんといっても私が驚いたのは、この本を服部一景さんという方が、「一人」で作られているということ!
一人というのはどういうことかというと
「取材、撮影、文章、絵、編集」
をすべてほぼ一人でおこなっているということです。
本に目を通していただければわかると思うのですが
ちょっとこの本のクオリティと情報量を見ると
一人でってのはにわかには信じられないぞ…?
服部さんは、県のなかのすべての市町村を訪れ、自分の足を使って取材するのだそうです。
すべてです。どんな広い都道府県でも、すべての市町村です。
信じられん…と思って、ためしに「いしかわのおかず」を見ながら、石川県の市町村すべての名前と照らし合わせてみたら
ほんとだ…19市町村ぜんぶ取材されてる…!!
「いま福島の取材中なのですが、広いので情報が多くて二冊になる予定です。」
とにっこり話されていました。只者ではない…と思いました。
載っているレシピは、ザ郷土料理というようなものもあれば、私達のレシピのように飲食店に出しているようなもの、現代お家の家庭料理、お菓子などなど多岐にわたっていて、本当に等身大の「今のいしかわのレシピ」といえるのではないでしょうか。
レシピだけでなく、石川の食材のページ、地域の人々を取材したページなどもあり、地域の人々の生活や思いのようなものが形になって表れています。
日常の中のふとしたことや人々の感情は、愛おしいなあと思うことがあっても、日常に寄り添いすぎているあまり、それを具現化して遺すということがなかなかできないのではないでしょうか。
それらの断片が服部さんの意志により集められて一冊の本になっている。
すてきな本だなあと思いました。
服部さんが十数年間にもわたりこの活動を続けられていること、そして今日もまたどこかで取材を重ね、思いが紡がれていることに、感謝と敬意を表します。
この本はカフェにも置いてありますし、全国の書店やamazonでも購入できますのでチェックしてみてくださいね。
くのりまいこ

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